35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 23:24:20.72 ID:vKuk8wMb0
「なんだ?」
一条がクウガの方に視線を向けた。彼はすでに立ち上がっており、影を見つめている。
視線を戻す一条。影は奇怪な断末魔とともにその場に倒れた。
「やったな、五代......?」
振り返る一条。しかし、五代の姿はすでになくなっていた。どうやらもう旅立ってしまったようだ。
一条は静かに微笑むと天高くサムズアップ─古代ローマにおいて満足のいった者だけに与えられた仕草─を掲げる。
気がつくと日が登りかけており、まだ暗みがかかった薄い青空が一面に広がっていた。
終わり
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