球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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208: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:52:35.78 ID:a8pmz1XW0


その少将の姿を見据えていた軍艦・球磨。


以下略 AAS



209: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:53:31.16 ID:a8pmz1XW0


「提督は何で、軍人になった?」


以下略 AAS



210: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:54:24.46 ID:a8pmz1XW0


「球磨は提督ともう何年も一緒に居たから分かる。正直言って提督は……軍人にしては、些か繊細過ぎる」


以下略 AAS



211: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:55:33.02 ID:a8pmz1XW0


「本当は戦いたくない、誰も傷付けたくない、血だって見たくない。提督が何時もそんな顔を浮かべている事を、球磨は知っている」

「……」
以下略 AAS



212: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:56:23.15 ID:a8pmz1XW0


「そんな男が何故、戦いに身を投じる立場の人間になったのか……球磨はずっと気になっていた」


以下略 AAS



213: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:57:16.43 ID:a8pmz1XW0


「……私が選んだのではない。天に選ばれ、流れの儘なっただけに過ぎん」


以下略 AAS



214: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:58:52.50 ID:a8pmz1XW0


「私はかつての憧れの様に、軍人でありながら小説家として大成する事を夢見ていた。だが所詮、私は有象無象の一人に過ぎなかった。志半ば、私は諦めた……だが、今にして思えばそれで良かったのだと思う」

「どうしてだ?」
以下略 AAS



215: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:00:51.31 ID:a8pmz1XW0


「そして私は自分勝手な男だ。私は他者の為に生きようとした事は一度もない。その分、他者にも干渉しない。他者の行くべき道を決めるのは、あくまで他者自身だからな」

「まるで個人主義者の様な言いぐさだ」
以下略 AAS



216: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:02:31.10 ID:a8pmz1XW0


「私は何処の党派や思想団体にも属さない。何故なら、人は群れれば群れるだけ、他者に考えを委ね、自身で考える事を放棄するからだ。中道で無ければ、全てを哲学的に批判しなければ、目に見えない大切なモノを何処かで見失ってしまう」

「目に見えない大切なモノ?」
以下略 AAS



217: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 23:03:35.87 ID:a8pmz1XW0


そうして少将は、一点の微睡の無い目を掲げ。


以下略 AAS



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