球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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205: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:48:41.19 ID:a8pmz1XW0


「……蜘蛛の糸を掴む様なものだな……私も昔、視察に行った事があるが、米英の国力は計り知れん。帝国軍人の言う台詞では無いが、この戦争、九分九厘負けるだろう」

「やはりそうか……」
以下略 AAS



206: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:50:38.11 ID:a8pmz1XW0


「……だが可能性はゼロではない。開戦から1年……いや、半年が勝負の分かれ目だな」


以下略 AAS



207: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:51:33.78 ID:a8pmz1XW0


「……開戦となった場合、大日本帝国が生き残るには、もはやそれしか道は残されていないだろう……まぁ、戦争なんて一つの時代のうねりに過ぎん。自然を人間が制御出来ないのと同様、軍人である私にも、軍艦である球磨にも、こればっかしはどうする事も出来ない」

「時代のうねりか。なんだかやるせない」
以下略 AAS



208: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:52:35.78 ID:a8pmz1XW0


その少将の姿を見据えていた軍艦・球磨。


以下略 AAS



209: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:53:31.16 ID:a8pmz1XW0


「提督は何で、軍人になった?」


以下略 AAS



210: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:54:24.46 ID:a8pmz1XW0


「球磨は提督ともう何年も一緒に居たから分かる。正直言って提督は……軍人にしては、些か繊細過ぎる」


以下略 AAS



211: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:55:33.02 ID:a8pmz1XW0


「本当は戦いたくない、誰も傷付けたくない、血だって見たくない。提督が何時もそんな顔を浮かべている事を、球磨は知っている」

「……」
以下略 AAS



212: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:56:23.15 ID:a8pmz1XW0


「そんな男が何故、戦いに身を投じる立場の人間になったのか……球磨はずっと気になっていた」


以下略 AAS



213: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:57:16.43 ID:a8pmz1XW0


「……私が選んだのではない。天に選ばれ、流れの儘なっただけに過ぎん」


以下略 AAS



214: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:58:52.50 ID:a8pmz1XW0


「私はかつての憧れの様に、軍人でありながら小説家として大成する事を夢見ていた。だが所詮、私は有象無象の一人に過ぎなかった。志半ば、私は諦めた……だが、今にして思えばそれで良かったのだと思う」

「どうしてだ?」
以下略 AAS



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