球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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196: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:35:25.04 ID:a8pmz1XW0


「……そしてこれからの話だ。戦争が始まったら、悲しきかな善と悪、敵味方と言う二項対立でしかお互いを区別せざるを得ない。そうでもしないと、自分や家族……ひいては国を護れないからな」

「世知辛いな」
以下略 AAS



197: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:39:40.54 ID:a8pmz1XW0


「……とは言うが、実際はそんな簡単に割り切れる話じゃないんだ。歴史は常に次の時代の潮流に合わせて書き換えられる。帝国が悪い、米英が悪い。そんな短絡的な問題じゃない。元来、絶対的な真理なんて、誰もがおいそれと証明できる訳がない。何が正しいか、間違っているか何て、時代や地域よって変わる。だが……」


以下略 AAS



198: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:41:00.28 ID:a8pmz1XW0


「だがな球磨、これだけは努々忘れるな。他者の清らかな想いという領分、その深淵を侵す者には、それ相応の報いが返るだろう」

「……分かった。努々忘れない」
以下略 AAS



199: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:42:25.52 ID:a8pmz1XW0


「……何が本当の事で、何が正しくて、何が間違っていたか……何度も言う様に、そんな歴史の真実なんて、時代や時間と共に、後世の歴史家たちによって絶えず変化し、そして書き換えられる。何にせよ、何かしらの解釈は加えられる事だろう」


以下略 AAS



200: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:43:56.65 ID:a8pmz1XW0


ふと、思い出したかの様に少将は、軍艦・球磨に対して、言葉を投げかけた。


以下略 AAS



201: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:44:43.86 ID:a8pmz1XW0


「私はどちらでもいい」

「なら、今後は『提督』と呼ぶ」
以下略 AAS



202: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:45:23.21 ID:a8pmz1XW0


――私も……随分と遠くへ来てしまったな。


以下略 AAS



203: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:46:01.29 ID:a8pmz1XW0


「……てーとく」

「……何だ?」
以下略 AAS



204: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:46:42.53 ID:a8pmz1XW0


「提督は……この戦争に勝てると思うか?」


以下略 AAS



205: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/22(火) 22:48:41.19 ID:a8pmz1XW0


「……蜘蛛の糸を掴む様なものだな……私も昔、視察に行った事があるが、米英の国力は計り知れん。帝国軍人の言う台詞では無いが、この戦争、九分九厘負けるだろう」

「やはりそうか……」
以下略 AAS



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