球磨「面倒みた相手には、いつまでも責任があるクマ」
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111: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:31:39.76 ID:XBnaHpLy0


しかし進水してからその身が沈むその瞬間までの約25年間、海を航海し続けた「軍艦・球磨」。

その海上での風と波の流れの読み方は、それだけの時間、記憶として、或いは感覚として、その「魂」に刻まれているであろう。
以下略 AAS



112: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:33:16.88 ID:XBnaHpLy0


波を押し分けて進む、艦隊の動き。

風を切り裂いて進む、砲弾の動き。
以下略 AAS



113: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:35:01.08 ID:XBnaHpLy0


そうした海世界全体の風や波の気配を繊細に感じ取りながら戦う、軍艦艇と人間の境界に生きる、「艦娘」本来の戦闘スタイル。

それが最高練度を極めた、艦娘・球磨の最大の強みであった。
以下略 AAS



114: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:37:41.95 ID:XBnaHpLy0


 ……………………………… 


以下略 AAS



115: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:39:14.68 ID:XBnaHpLy0


――霧が濃くなってきた。


以下略 AAS



116: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:40:13.01 ID:XBnaHpLy0


「こちら軽巡洋艦・球磨。作戦司令室、応答を……!?」


以下略 AAS



117: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:41:12.04 ID:XBnaHpLy0


速やかに球磨は脚艤装の出力を上げ、左に身を翻した。

刹那、球磨の右腕を砲弾が掠め、小破とまではいかないが、掠り傷を受けた。
以下略 AAS



118: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:42:07.52 ID:XBnaHpLy0


――球磨は、頭のギアの切り替え速度を上げながら思った――。


以下略 AAS



119: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:44:25.04 ID:XBnaHpLy0


直ぐに球磨は、臨戦態勢を取り、砲弾が飛んできた方向へと振り向り、先に視線を投げかける。


以下略 AAS



120: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:46:00.81 ID:XBnaHpLy0


『軽巡洋艦・球磨。こちらも衛星から状況を確認しているが、海霧が酷い。だが、敵影を一瞬だけ捉えた』


以下略 AAS



121: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/08/21(月) 22:48:03.26 ID:XBnaHpLy0


ソイツは、長らく陽を浴びなかった様な乳白色の肌をしており、その肌上に黒衣の水兵服を着込み、更にその上から外套を無造作に纏わせている。

脚に覆っている艤装は、軽装甲ではあるものの、鉄屑を集めた様に歪な形をしており、他の深海棲艦が装備している艤装以上に、艤装の形を成しているのかも怪しいものであった。
以下略 AAS



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