【デレマス時代劇】一ノ瀬志希「しあわせの白い粉」
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22:名無しNIPPER[sage]
2017/08/19(土) 08:20:50.15 ID:GVuX5Nn80
「“かわた”というだけで…」
彼女はぽつりと、そう漏らした。
皮革業は穢れに触れるとされ、その職は穢多に押し付けれられている。
それに対する嘲りが、“かわた”という名である。
非人はどっちよ。
早苗は拳を握りしめて、肩を震わせた。
阿芙蓉の件も、心ない領民が「あの集落が怪しい」と言っただけなのではないか。
志希の一見余裕ともとれる態度は、差別に慣れきったが故の諦観ではなかったのか。
ならば、自分がやったことは。
猛烈な自責の念が胸中を渦巻いた。
喉の根がすさまじい勢いで乾いてゆき、
早苗は、酒に溺れる馴染みの心情を理解した。
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