6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/18(金) 16:28:01.91 ID:7tf1xLWMO
「ん……あぁ……ねぇ、プロデューサーさん……」
「……え、っと……何かな」
「プロデューサーさん……まゆのこと、感じてますかぁ……?」
「感じて……まあ、うん、それは……こんな、くっついてるわけだし……」
「うふ、良かったぁ……。まゆもいっぱい感じます、プロデューサーさんのこと。いっぱい、いーっぱい……」
「…………まゆ……」
「うふふ……」
ガチ、ガチ、と強張った身体で。けれど優しくそっと、慈しむように心を込めて柔らかく抱いてくれる。
すりすり擦り付いて、むぎゅむぎゅ押し付いて……そうして触れてくるまゆの身体を、まゆのことを拒まずに受け入れてくれる。
それが嬉しくて、幸せで。だからつい昂ってしまう。
このいつものことで、またいつものように。
「…………ち、ぅ……」
その昂りのまま、身を任せて先へ進む。
いつもいつもそうしてきた。いつも通り、いつもよりも少し前へ。
頭を差し出して待つ。それがいつからか胡座の上へ座るようになった。そしてそこからこうして抱きしめ合えるようにまで。少しずつ少しずつ、交わす度に前よりもどこかで少し先へと進む。いつもいつもこれまでいつもそうしてきたように、今日も、またこの前よりも少し前へ。
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