「藤原肇がそれを割る日」
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60:名無しNIPPER[saga]
2017/08/17(木) 22:04:36.91 ID:pXJ6Ifkk0
 コンコン、とドアをノックする音が、部屋に響きます。

 夕美さんが「どうぞ」と答えると、案の定Pさんでした。

「いやぁ〜他社さんのお偉方がたまたま来ててさぁ、大変だったよ。ようやく解放されて……ん?」


 私達を交互に見て、Pさんはキョトンとしました。

「何だ、まだ着替えてなかったのか? 準備したら帰るぞ、俺先に車で待ってるからさ」
「うん」

 そう言って、早々に部屋を出て行ってしまいました。



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