101:名無しNIPPER[saga]
2017/08/18(金) 01:07:20.86 ID:dZyp/T120
「仕方が無いことです」
「そう言って、簡単に片付けられればいいんだけどね」
夕美さんは、笑いました――やはりそれは、初めて見る笑顔です。
とても悲しそうな笑顔でした。
「可愛い子を選択したら、それ以上の命を捨てなくちゃならない。
すごく残酷なことをしてるって自覚が無いと、私にとって、それはガーデニングじゃないの。きっと……」
夕美さんは、机の上に置いてあるそれを、指差しました。
「きっとそれの中でも、私は、同じことをすると思う。
ステージの上で、自分の好きな可愛い子を生かして、そうじゃない子達を切り捨てる」
「まるで、アイドルの世界みたいに」
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