25: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/18(金) 00:40:08.80 ID:0HZOAoI20
唯たちが円陣を組んでいる間、俺は音響や証明の最終確認をしに行っていた。
ざわざわと観客の声が聞こえる。
『今日って新しいユニットなんだろ?NGsと…』
26: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/18(金) 00:44:55.85 ID:0HZOAoI20
「あっきたきたプロデューサーちゃん!」
「ああ、遅くなった」
「唯ね、ほんとはもう少しお客さんくると思ってたけどがっかりはしてないよ。それよりも、もっともっといっぱいの人に、唯のこと見てもらうからっ。プロデューサーちゃんも、唯のキラキラばっちし見ててね!」
27: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/18(金) 00:52:49.40 ID:0HZOAoI20
「たまたま近くに立ち寄ったものでな、せっかくだから見に来たよ」
「そうなんですか」
「大槻唯は、クローネといる時とは違うイメージだな」
28: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/18(金) 01:03:03.76 ID:0HZOAoI20
「…そこまで言ったのなら、君に責任をとってもらわないといけないだろう。では、後日また話し合おう。大槻唯のソロ活動について、な」
「あ、ありがとうございます!」
常務に深々とお辞儀をした。まさか常務が来るとは思わなかったが、結果オーライだ。唯にソロ活動をさせるのは当分先かと思っていたが、あの唯の姿を見せられたらソロ活動について考えざるを得ないだろう。よくやった、俺。
29: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/18(金) 01:04:37.56 ID:0HZOAoI20
『いやーよかったな』
『あんま埋まってなかったから失敗したかなーって思ったけどめっちゃ良かったな!』
『あの金髪の、大槻唯ちゃんって子さ超可愛かったよな』
30: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/19(土) 01:31:42.25 ID:O3KpuLqX0
コンコン
「入っても大丈夫か?」
「はーい!」
31: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/19(土) 01:34:45.97 ID:O3KpuLqX0
「「「「「メリークリスマス!」」」」」
パンパンッと帰りに買ったクラッカーを盛大に放ち、事務所の一角でパーティーをした。疲れた時には甘いものが効くようで、みんなケーキをごっそり食べていた。
「プロデューサー!」
32: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/19(土) 01:42:26.60 ID:O3KpuLqX0
満面の笑みでみんなにプレゼントを渡された。俺もプレゼントを用意しておけば、と後悔をしたがそれよりも喜びが上回った。
「悪いな、プレゼント用意してなくて」
「ノンノン!こういうときは謝罪はなくて〜?」
33: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/19(土) 01:43:31.13 ID:O3KpuLqX0
用意した食べ物は全て平らげ、残すところ部屋の片付けとなった。
「プロデューサーちゃん!今日の唯、どうだった?」
「キラキラしてたよ。すごく。唯なしに、今日のライブは盛り上がらなかった」
34: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/19(土) 01:48:52.12 ID:O3KpuLqX0
「ち、ちひろさん…」
「ひえっ」
「きちんとお片づけ、してくださいね?」
35: ◆MDLuqI.OVk[saga]
2017/08/19(土) 01:54:23.03 ID:O3KpuLqX0
『Snow Wings』を披露して数ヶ月。ついに唯のソロデビューが決まった。それに伴って、ソロ曲披露のミニライブとトークショーを開催することも。
「プロデューサーちゃん、話って何?」
「クリスマスのときに秘密にしてたことあったろ。覚えてるか?」
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