【モバマス】ある雨の夜に
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/08/16(水) 01:00:00.21 ID:rMN2eKAJ0
<Side M>
「おねーちゃんおっそーい!!!」
30分程遅れて待ち合わせ場所のカフェに着くと、待ちくたびれた様子の妹君がむくれていた。
一言謝ってから、お詫びに好きなデザート何でも奢るよと言うと、さっきまでの不機嫌は何処へやら。
瞬時にメニューを開いてあれがいいかこれがいいかなんて悩み始めた…現金なやつめ。
まあ、そんなところもかわいいアタシの大事な妹なんだけど。

今日は妹の所属する凸凹ユニットのメンバーへの誕生日プレゼントを選ぶため、アタシの意見も聞きたいとかなんとかで前々からデートの約束となっていた。
そんな大事なデートの約束に何故遅れてしまったかと言うと、アタシはアタシで所属するユニットのライブが近く、毎日念入りにレッスンを行っている。
ある程度終わりの時間は決まっているものの、いろんな確認なんかをしていたらいつの間にか約束の時間が迫っていたので慌てて出てきたというわけだ。
今日はあいにくの雨ということもあり、移動にも少し時間がかかってしまった。

近頃はこうしてレッスンを終えた後、ユニットのメンバーと一緒にファミレスなんかへ行き、他愛もないことをだらだらお喋りするのも恒例になっているが、今日はこの後どうするのかも聞かないまま飛び出してきた。
あの後四人でどっか行ったかな、なんて考えると少し寂しいけどそこは仕方ない。
最愛の妹君とのデートを堪能することに決めた。


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