42: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/08/17(木) 21:17:18.33 ID:sFsOZJY90
どうやら偶然にも、近所で同じような事件が最近発生しているようだ。俺はその事件の一被害者として警察署に連行された。
「あなたの為にも、犯人は我々が必ず捕まえます!しかしそのためには、あなたの協力が欠かせません!お願いします!」
警察の人は、俺がどんな風に服をはぎ取られたのか、財布はもって行かれたか、その中にはいくらほど入っていたか、ナイフの刃渡りなどいろいろな質問をしてきた。
俺は当然と言えば当然だが、一切分からないので口から出任せばかりで誤魔化した。ところどころつっかえてしまったが、警察の人が『俺が精神的なダメージを負っている』と解釈してくれたためなんとか事なきを得た。むしろ心配されたので申し訳なかった。
事務所に戻り、ロッカーの開けようとするがまた鍵が壊されていることに気がついた。
中には脱いだものと全く同じ新品のスーツ一式と、首に赤いリボンがくくりつけられていた白鳥、『ごちそうさまでした』と書かれたメモ用紙があった。
「また神様の仕業か…」
俺は一人そう呟きながら、白鳥を17日ぶりに頭に装着した。この前と違って、リボンがいいアクセントになっている。
なぜだか分からないけど、涙が止まらなかった。
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