41: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/08/17(木) 21:16:19.22 ID:sFsOZJY90
勢いよく休憩室のドアを開ける。目論見通り、多くの年少組がテレビを見ていた。みんなが俺の方を向く。
「Pちゃま…!?」
一番最初に反応したのは桃華だった。俺の事を恐れるような目で見てる。よし、いいぞ。嫌え嫌え。
しかし、また作戦は失敗に終わることになる。
「一体どうしたのですの…その無数の切り傷は!」
「え?…あ」
桃華に、想定とは全く違った指摘をされ、そこで俺は思い出した。
つい昨日、俺はほたると移動中に、テロリストと遭遇したんだった。なんとか俺一人が人質になることで、ほたるの安全は確保できたけど、そのときテロリストにナイフでめった刺しにされたんだった。
ほっといたら血が止まったから気にしてなかった。全く気づいていなかった。どうして忘れていた。
今日しか作戦を実行出来ないと思い込んでいて、頭からすっぽり抜けていたのか?どんな大馬鹿野郎だよ。
「Pちゃま!」
桃華は心配そうな顔で俺に詰め寄る。他の子も少し遅れて同じように詰め寄ってきた。
「せんせぇ!どうしたの!?」「P…」「プロデューサー!」「大けがだよ!」「だいじょうぶ!?」
みんな泣きそうな顔だ。心の底からこんなバカな俺の事を慮っているのだろう。
今は嫌われるよりも先に、この心配を解消させなければと思った。
「お…追いはぎだよ…」
結果から言おう。俺は警察署に行くことになった。
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