8:名無しNIPPER[saga]
2017/08/14(月) 17:54:10.28 ID:O2qgAIKjO
私はしばらく千人楔を追加していなかった。驕るつもりはなかったが、もう十分だろうと言う気持ちはあったからだ。
「オーゼン、本当に良いのかい。リスクも……」
「いいさ」
あの事件の後、私は久しぶりに楔を追加する事にした。もう随分と数は既に刺している。
だが、足りない事が分かったんだ。私は決意した。二度とライザにあんな顔はさせない。だから、強くならなければ。
千人楔を刺すには激しい苦痛が伴う。だけど、今回は不思議な感覚が伴った。……思えば、誰かの為に楔を刺すのは初めてかもしれない。
我ながら気持ち悪いな、と少し思う。だが、確かな思いなのは間違いなかった。
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