女「犠牲の都市で人が死ぬ」 男「……仕方のないこと、なんだと思う」
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17:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:42:20.30 ID:/6Xwlc9Z0
 
 目隠しをとかれる。



18:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:42:56.62 ID:/6Xwlc9Z0
「……」

 彼らを捜索して三日目。僕はようやく手掛かりを得た。革命論を唱える演説家あたりに目星をつけ、そこに出席する共通人物を探っていった。

「小僧、ここから先はもどれないぞ」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:44:15.55 ID:/6Xwlc9Z0
ボス、と呼ばれた男がじろりと頭のてっぺんからつま先まで、観察するようにこちらを見た。

「なあ、おまえ。俺たちの組織に入りたいらしいが……志望動機をきかせてもらおうか」

 この場を支配する雰囲気。背負っているものがあるという自負が、決意が、感じられる。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2017/08/13(日) 22:46:08.65 ID:/6Xwlc9Z0
今のところ、カクヨムに投稿する予定はありませんが、一応完結したあとにTwitterかなにからの作者証明をしておきますね


21:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:46:54.44 ID:/6Xwlc9Z0
 照がこちらに近づいてくる。

「じゃあ付いて来てくれる?」
「はい」

以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:47:25.98 ID:/6Xwlc9Z0
 それから世間話が続いた。あれはほんとはこうするべきだ、こっちにすればもっとよくなるのに。博識だねとかいい考えだ、とか、時々僕を褒めるようなことを照は言った。だが一度違和感を感じると……それがますます確信的になっていく。

「照さん。もうやめませんか」

 照は人のいい笑顔のままだ。スキンヘッドにもかかわらず、威圧感というものが全くない。細められた目のパーツ、頬のあたりのえくぼ。それがこんな印象を生むのだろうか。
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:48:39.39 ID:/6Xwlc9Z0
「なんでですか?」
「作戦会議が必要なのさ」
「作戦会議ですか」

 話す気はなさそうだった。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage]
2017/08/13(日) 22:49:20.10 ID:/6Xwlc9Z0
続く


25:名無しNIPPER[sage]
2017/08/14(月) 11:41:34.43 ID:aXAX7a4Ao



26:名無しNIPPER[sage]
2017/08/15(火) 22:24:51.07 ID:7t/DizBJ0
ずっと考え事をしている。
 結局、何事もなく僕は帰された。尾行の気配すらなかった。明日にでも革命派がどうたらこうたら言っている場所に行けば、レジスタンスに入ることになるだろう。きっとあちらから僕を見つけられるはずだ。

「……」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage]
2017/08/15(火) 22:26:00.41 ID:7t/DizBJ0
トントン、と扉が叩かれる。「どうぞ」という言葉の後に開かれる。入ってきたのは、父だった。
 父は老けた容姿をしていた。母が病で死んで以来、白髪が増えた。きっと男手一つで息子を育てるのはさぞ苦労しただろう。だが代わりに、父と僕の関係は良好だった。

「裕樹、悩みごとか」
「……」
以下略 AAS



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