ダイヤ「貴女と選んだ」千歌「道の先で」
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58: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/09/03(日) 07:03:22.73 ID:TCQYYDI0o

──あの日、千歌さんにもう少しだけ待っていて、と言ってから。少しだけ時間が経ちました。

2週間ほど……。学校が終わり帰宅してすぐ──


ダイヤ「……あら……?」


わたくしは玄関先にいつもより、一足靴が多いことに気付きました。


ダイヤ「ルビィ……今日はもう帰って来ているのね……。」


そうひとりごちて、ぼんやりと自室に行こうとしたら。


ダイヤ「……ルビィ?」

ルビィ「お姉ちゃん、おかえり」


ルビィはわたくしの足音に気付くとゆっくりと閉じた両の目を開いて、わたくしを見上げました。


ダイヤ「どうしたの、わたくしの部屋の前に正座なんてして……。」

ルビィ「お姉ちゃん」


わたくしの疑問には答えず、少し凛とした空気を纏って


ルビィ「話したいことがあるんだ。」


そう言いました。





    *    *    *







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