ダイヤ「貴女と選んだ」千歌「道の先で」
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4: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/08/12(土) 00:43:23.50 ID:Tx30bpDoo

ダイヤ「ん……」


わたくしは二の句を告げずに千歌さんに近付き、そのまま彼女の膝に頭を乗せて横になる。


千歌「よしよし……」

ダイヤ「千歌さん……」

千歌「なぁに?」

ダイヤ「千歌さん……」

千歌「うん……大丈夫、ちゃんと傍にいるよ。」


優しく頭を撫でてくれていた彼女の手が滑らかな動作で、そのままわたくしの手を握り締める。


千歌「ルビィちゃんのこと?」

ダイヤ「……」

千歌「……そっか」

ダイヤ「……ごめんなさい」

千歌「どうして謝るの?」

ダイヤ「わたくしの悩みは……貴女に失礼だと思って……」

千歌「そうかな?」

ダイヤ「……」

千歌「考えすぎだよ。きっと疲れてるんだと思う。今日はもう寝ちゃう?」

ダイヤ「まだ、ご飯食べただけじゃない……。せっかく、お呼ばれしてるのに勿体無いですわ。」

千歌「そっか。じゃあ、眠くなるまでお話しよっか。」

ダイヤ「千歌さん……」

千歌「んー?」

ダイヤ「好き……」

千歌「うん、私も好きだよ。」


零れ出る幸せな言葉。なのに……なのに

心の中に黒い霧のような不安が沸き立つようで


ダイヤ「好き……好きよ……」


それを振り払うように


千歌「うん、知ってる。」

ダイヤ「千歌さん……」


わたくしは起き上がって、彼女の唇を塞いだ。


ダイヤ「──ん」

千歌「──んっ」



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