27: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/08/15(火) 01:49:27.38 ID:L6UfyqFHo
私は少し、言おうか迷ってから
千歌「大富豪とかババ抜きだと……まあ、その」
果南「ダイヤって結構表情に出るからそういうの弱いんだよね」
千歌「果南ちゃんは知ってるんだね」
果南「子供の頃はよく鞠莉と……たまにルビィも含めて一緒に遊んでたからね。ダイヤはああ見えて根が素直だから、顔に出ちゃうんだよね。」
千歌「しかも負けず嫌いだから大変……」
果南「だろうね。それこそ百人一首とかだったらダイヤは強いよ?」
千歌「それだと、ダイヤさんが強すぎてゲームにならないんだよー……」
果南「まあ、そんなゲームにならないゲームを選んであげたのはダイヤに勝たせてあげるためでしょ?千歌ったらやっさしー」
千歌「い、いや……一応いい勝負になるんじゃないかなと思って選んだんだけど……」
果南「え、そうなの?あそこまでボロ負けだからてっきりわざとかと……」
千歌「ぶー!! どーせチカはバカですよー!! バカチカですよー!!」
果南「ああ、ごめんごめん。機嫌直してよ」
千歌「はぁ……まあ、ダイヤさんにはいい気分転換になったみたいでよかったよ。」
果南「……やっぱり、あの噂本当なの?」
千歌「ん……じゃあ島の方まで噂言ってるんだね」
果南「まあ、島って言ってもすぐそこだからね」
二人で海の方を見るとすぐそこには淡島が鎮座している。
果南「実のところ、どうなの?」
千歌「正直、正確のところはダイヤさんにもわかんないみたい」
果南「……まあ、本人に確認しろって言っても酷な話だしね」
千歌「ただ、本人は当たらずとも遠からずだとは思うって言ってる」
果南「……」
果南ちゃんは少しの無言のあと、少し申し訳なさそうな顔をして
果南「ねぇ、千歌……なんというか、ダイヤとのこと、なんだけどさ」
そう歯切れの悪い言葉を続ける。
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