94:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 23:32:51.51 ID:xy6mxyet0
「……とにかく、この事件が人間の内通者と深海棲艦の共同作戦であった事は十二分に理解した。
しかし、一番分からないのは、前任司令官が深海棲艦側の内通者になったことだ。正直、信じられない」
――そうだ、司令官という艦娘を守り、国民の命を守る職務に就く者がそんな事をするなんて考えられない。
それに深海側について何のメリットがあるのだ。
あの容姿端麗な前任司令官が深海側の人間だったとして、そちら側についた納得できる理由を知りたい。
「――理由は、彼女がなり損ないの艦娘だったからですよ」
彼女? なり損ないの艦娘?
「えっ、はい? ど、どういうことですか?」
「そのままの意味です。前任司令官は女性司令官であり、艦娘のなり損ないでした」
女性司令官……言われてみれば、納得できる。
寝室に入ったときの優しいかおり、風呂場のシャンプーに洗顔料、そして、吹雪とのツーショット……。
そして、その女性司令官は艦娘のなり損ないだった?
「前任司令官が艦娘のなり損ないというのは、つまり、少しは艦娘であったということ?」
「まぁ、そうなりますね。艦娘訓練学校を卒業して一ヶ月だけ柳井泊地に所属していましたから。
ただ、適合者ではあったそうですが、艤装を装備しても思うように動作しなかったらしいです」
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