57:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 22:55:58.18 ID:xy6mxyet0
それから三週間は忙しくも出撃と演習の毎日であった。
出撃は主に豊後水道に入ってくる敵潜カ級の掃討活動であるが、たまに何を血迷ったのか侵入してくる駆逐イ級の邀撃も行ったりした。
演習は近くの日振島泊地や戸島泊地の新人の艦娘達との演習なのだが、殆ど勝利していた。と言うか、五月雨がかなり強いらしい。
つい五日前も戸島泊地の司令官から次のような電報があったばかりだ。
「五月雨は本当に中尉なのか。あの戦い振りなら既に少佐になっていてもおかしくない筈。まあ、上昇志向に乏しい駆逐艦五月雨らしい感じではあるが。
とにかく、今後から本司令部としても貴司令部との演習では新人艦を出すのは止めて、それなりの練度の艦を参加させたい」
そんな事を隣島の司令官に言われ、私は素直に嬉しかった。そして初期艦がこの五月雨で良かったと心底思った瞬間であった。
その日は私が料理を大判振る舞いしてあげた。それを喜ぶ五月雨の笑顔に、私はリア充なひと時を過ごしたのであった。
そんな訳で、妹……北上の連度もたちまち上がり、早くもあと一週間すれば試用期間を終えて、曹長から准尉に昇格できる試験を受けられるとの事であった。
まぁ准尉になってからが大変なのだが……。
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