【艦これ】「泊地を継ぐもの」
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44:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 13:22:07.37 ID:5FDHqpH0O
「まぁ、私はお兄ちゃんを信じるよ。もういまさら引き返せないし……。それに私にしかできないことだってあると思うしさ」
「あ、ああ。なら私はお前と五月雨と明石中佐の命を絶対守る事を誓うよ」
「うん、信頼してる。お兄ちゃんのとこの司令部に編入されてホントよかったよ……」
 妹はそういうと、そのままベッドに寝転がる。
「あれ? このベッド新品みたいじゃん。いいなあー」
「ああ、そうだな。寝室のこれだけは新品だ。しかも低反発ベッドで最高だよ。……って、お前は寝るなら向こうで寝てくれ」
「ええー、こわいんだもん」
「いやいや怖いって夢は仕方ないだろ……」
「――夢だけじゃないの」
「はい?」
「さっき、こっち来るとき、下のほうからなんかみしみし足音がして、怖いから差し足で静かにこっちまで走ってきたの……」
「五月雨もたまたま起きてトイレでも行ってたんじゃないの?」
「トイレは各部屋一つあるよ? 司令だって一部屋見せてもらったでしょ?」
「ああ、たしかに」
「それにあの足音は一人じゃない気がしたの……」
「ああ、それって夜活動する明石中佐と猫のものかもな」
「ねこ!?」
 北上の目が輝く。
「あれ、知らないのか? 明石中佐はオッドアイのロシアンブルーを飼っている」
「そうなんだ〜。明日見せてもらおっと」
「うん、そうしたらいい。それじゃあ、ほら、寝た寝た」
「えー、部屋まで送っていってよ〜。お兄ちゃんっ?」
「あー、分かった分かった。まったく世話の焼ける妹だ」
 こうして、私は妹を寝室まで送り届けると、戻って寝床についた。因みに、廊下を歩いている間は、なんの音も聞こえはしなかった。


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