147:名無しNIPPER
2017/08/09(水) 20:02:08.28 ID:hojLDG6p0
突然抱きしめられ、私はどうしてよいか分からなかった。
「……司令は、私のこと、撫でたり、抱きしめてくれたり、しないんですか??」
い、いや、こんなかわいい五月雨を撫でたり抱きしめたりしたらいけない気がするのだ。
私はなんと返せばよいのか分からず、夜空を見上げながら黙ってしまった。
「……北上さんにはなんで出来るんですか??」
「それは……北上はフレンドリーというか、なんか馴れ馴れしいから撫でたり抱きしめても許してくれるというか……」
私は五月雨には目を合わせず、上を向いたままそう言った。目を合わせたら妹と自分の関係がばれそうだからだ。
「目を見て話してくださいっ!」
五月雨に声を上げられ、思わず顔を下した。
すると、私を抱きしめた五月雨が上目遣いでうるうるした表情で私を見つめていた。
そ、そんな表情されたら、私は……!
「私だって、私だって、時には北上さんみたいに接して欲しいです! 私たちは、ここに一緒に暮らす家族なんだから、平等に接して欲しいんです!
でも、明らかに同じ時間を過ごしているはずなのに、司令と北上さんはまるで出会う前から仲が良い感じに私にはみえるんです……。
北上さんは会った時から司令に慣れてましたし、痴話喧嘩はするし、今日みたいに撫でたり抱きしめたりするし、二人ってホントは兄妹ですよね……??」
五月雨は抱きしめる力を強くして、そう迫ってきた。
「…………」
どう言おうか考える私に、五月雨は小さくため息を吐く。
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