106:名無しNIPPER
2017/08/08(火) 23:44:39.10 ID:xy6mxyet0
その日の夕食は自分でカレーを作ることにしたが、結局、隣には五月雨がいる。
「別に休んでいてもいいんだよ。昨日も昼に手伝ってくれたし」
「いえ、私がここの皆さんのお腹事情を一番しってますから! それに、あんなこと司令官に言われたら隣にいたくなります!」
私はそれを言われて顔が赤くなってしまった。五月雨が家族か……。
「そういえば五月雨は兄弟姉妹とかいるのか?」
じゃがいもを切りながら私は彼女に尋ねる。
「私は妹が一人いますよー」
「となると、妹も艦娘でしかも涼風という感じかな」
「その通りです! 司令官も分かってるのかもですけど……」
そう言いながら五月雨は私が切ったじゃがいもを沸騰した鍋にいれる。
「何がだい?」
「全国のすべての五月雨には妹がいて、しかも涼風って事です!」
「初めて聞いたよ。そうか……」
となると、初月司令官の五月雨にも妹の涼風がいたという事になる。残された妹の方はとても辛いことだろう……。
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