大石泉は天才が嫌いだった
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9: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:11:22.62 ID:W2SDnvMcO
「よし…さて、行こうか」

「…ちょっと遅いよ、今からじゃ遅刻するかも」

「何、急げば間に合う。待たせて悪かったな」

「…………」

2人は足早にレッスン場へと向かう。
確かに急げば間に合うが、自分は十分に時間に余裕を持って訪れたはずだ。
何故自分まで気を揉まなければならないのか、泉は心底不服だった。

エレベーターに乗り込み、3階まで昇るよう指定する。

「あぁ、泉、今日のレッスンは4階の方だぞ」

「…………」

小さく溜息を吐き、4階へのボタンを押す。
エレベーターは3階で一度止まり、4階まで昇った。
結局レッスンには間に合ったが、こんな出来事はこの1週間でもう3度目だった。



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