大石泉は天才が嫌いだった
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10: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:11:53.03 ID:W2SDnvMcO
池袋晶葉は熱中する。
泉は元から知ってはいたが、殊更意識したのはユニットを組むことが知らされてからだ。

ユニットとしての初レッスンの日、晶葉はレッスン場に時間通りに来なかった。
すぐに来るだろうと高を括っていたが、結局晶葉が訪れたのはその1時間後だった。

本人は「研究に没頭していた」と言い、謝罪した。
その場はそれで収まったが、その次も、やはり時間通りには来なかった。

その時から、レッスンには泉が晶葉を迎えに行くようになった。
しかし、泉は納得しきれていなかった。

何故自分がわざわざこんなことを、と、つい考えてしまっていた。



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