大石泉は天才が嫌いだった
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11: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:12:33.79 ID:W2SDnvMcO
「どうした、大石。動きが悪いぞ、体調でも悪いのか」

「…えっ…あ、いえ、大丈夫です…」

レッスン中、トレーナーから注意を受けた。
泉自身、集中できていないことは分かっていた。
そして、その理由である雑念の矛先も。

温まった身体に流れる血が、頭に上っていく感覚。
イライラしても仕方が無いと頭を振り、持参してきたスポーツドリンクを口に含む。

「池袋、もっと動きを大きくしてみろ」

「むっ…こう…かっ!」

汗を拭いながら、ステップを試行錯誤する晶葉を一瞥する。
ドリームLIVEフェスティバルまで、あと3週間。

このままで乗り切れるのかと、泉は不安を拭い去れずにいた。



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