大石泉は天才が嫌いだった
1- 20
38: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:43:14.50 ID:W2SDnvMcO
閑話休題。


「というか汗だくじゃない。自主レッスンでもしてたの?」

「いや、いつも通りの作業だが…なにぶん暑くてな」

確かに扉の向こうからは今もむせ返るような暑さが湧き出ている。

「空調は?」

「ない」

「扇風機は?」

「そんなものに割ける電力はない」

「…団扇は?」

「手が足りんな。そうだ、今度団扇を仰ぐマシンでも作るか」

「…それが扇風機でしょ」

「そういえばそうだな、ははは」

「何が面白いの…」

軽口を言い合いながら、2人でレッスン場へ向かう。
いつものやりとりと何ら変わりなかったが、今日は少しだけ泉の心は軽かった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
49Res/35.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice