39: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:43:58.86 ID:W2SDnvMcO
「それにしても晶葉が時間通りとは珍しいね、あの小屋、そんなに嫌だった?」
「…何、その、なんだ」
歯切れの悪い言い方で、晶葉は答える。
「まぁ…私も反省している、ということだ。すまなかったな」
モゴモゴとそう呟く晶葉を見て、泉は昨日の志希の言葉を思い出していた。
(あぁ、なるほど…。)
泉はこれまで、池袋晶葉は天才だと思っていた。
しかし、目の前にいたのは、本当はただの14歳の少女だったのだ。
「…こっちこそ、ごめんね」
「む、何がだ?」
「私ね、晶葉のこと好きじゃなかった」
「!」
晶葉は反省し、謝罪した。
なら、自分だけ隠すのはフェアじゃないと泉は思った。
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