大石泉は天才が嫌いだった
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33: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:37:36.70 ID:W2SDnvMcO
「うん、昔の志希ちゃんじゃ信じられなかったかも。まさかアイドルになって、フレちゃん達みたいなお友達も出来るなんて」

「フレちゃん…宮本フレデリカ、さん」

宮本フレデリカ。

志希と同じ第1芸能課のアイドルで、フランス人と日本人の間に生まれたハーフ。
プロダクション内でもかなりのおちゃらけ者で、その独特な雰囲気は自然と人を笑顔にさせる、とにかく明るい自由人だった。

「うん、そうだよ〜…お、噂をすれば」

「?」

スンスンと鼻を鳴らしながら志希は何かを察する。泉は何も感じなかったが、その数秒後に勢いよく開かれた扉の向こうの人物から全てを察した。

「地底人の皆さんしるぶぷれ〜♪レッスンの時間お知らせデリカだよ〜!」

底抜けの笑顔で部屋に飛び込んできたのは、件の宮本フレデリカだった。




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