大石泉は天才が嫌いだった
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15: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/08/05(土) 22:14:49.91 ID:W2SDnvMcO
「天才だから許されるなんて思わないで!常識を持って!!時間を守るってそんなに難しい!?天才なら時計くらい読めるでしょ!?」

泉がここまで取り乱す姿を見るのは初めてで、晶葉はただ聞くことしか出来なかった。

「才能を言い訳に使わないで!努力なんてしなくていいから、凄いことなんてしなくていいから普通にしてよ!!そんなこと、誰にだって出来るでしょ!!!」

そう言って、手に持ってした資料を近くにあった机に思い切り叩きつける。
息を切らす泉に、晶葉はなんと答えればいいのかと困惑していた。




「…その、泉…

その時、秋葉の言葉を遮るように机の上からピーっと電子音がした。
そしてそれに続いて機械的な音声でメッセージが再生される。

『自爆シークエンス開始、残り15秒。…14…13…』



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