ある門番たちの日常のようです
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53: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/13(日) 00:26:31.19 ID:l09jKAHAO
『ァアアアアァアアアッ!!!!』

たまたま近くに出現しただけということを願ったが、残念ながら神様はなかなかのクソ野郎らしい。善良極まりない人生を送ってきた俺の祈りはあっさりと無視され、ホ級はそこかしこの建物を薙ぎ倒しながらゆっくりと方向転換した。

眼に相当する器官がない、人間の上顎だけ切り取って顔の位置に据えたような気色の悪い頭部が砲塔と共に此方に向けられる。明らかに狙いは俺達だ。

早々に着いてないもんだと、思わず深いため息が口から漏れた。

「少尉、戦うかい?」

(,,゚Д゚)「バカ言え────Wild cat, Ostrich両隊並びに時雨、江風に通達。さっきも言ったとおり、俺達には今時間が無い」

とはいえ、一つだけ幸運と言えそうなこともある。それは現れたのがホ級一隻だけだという点。

(,,゚Д゚)「戦うな、“処理”しろ。30秒で片付けるぞ」

「ナメてるの?20秒余裕だよ」

これなら、“無駄にする時間”は最小限で済む。


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