ある門番たちの日常のようです
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52: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/12(土) 23:55:41.12 ID:JRPJjvivO
思わず、声と表情が固くなる。

A-10は空対空戦闘の性能は絶望的だが、頑丈さと圧倒的な対地攻撃能力の高さから深海棲艦相手にもかなりの打撃能力を誇る。条件や武装次第ではル級すら単機で中破に追い込めるほどのポテンシャルがあるため、A-10部隊の損失が増えればそれだけこの作戦の成功率は下がっていく。

「少尉、その人何て言ってんだい?」

(,,゚Д゚)「A-10【Warthog】が一機やられたそうだ。航空隊の損耗が増えるとこっちにも深海棲艦がくる可能性が─────」

右手、100M程の位置で粉塵が舞い上がる。飛んできた直径10M程の瓦礫が目の前の電信柱を一本叩き折った。

『────ァアアアァアアアアッ!!』

家々の隙間から、家屋を幾つか吹き飛ばして耳障りな咆哮と共に軽巡ホ級が顔を出す。

周囲の建造物と大きさを比較する限り、最低でもeliteの個体であることは間違いない。

( ゚∋゚)「…………もう遅かったみたいだな」

(,,゚Д゚)「やかましい」

【Ostrich】指揮官(?)の大男が呟く。口元をカラスの嘴を思わせる黒いマスクで覆っているため、声は少しくぐもっていて聞き取りづらい。

つーか喋れるのかよ意外にいい声しやがって。なんだよそのマスク嘗めてんのかかっこいいじゃねえかクソが。


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