ある門番たちの日常のようです
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432: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/21(土) 18:46:40.39 ID:u+oWGrCOO
( ̄⊥ ̄)「………」

(,,゚Д゚)「言うまでもないことが、軍組織が腐ってるのはどの国も同じだ。深海棲艦なんざそっちのけで陸海軍の主導権争いに国家間の艦娘利権の奪い合いなんてのは日常茶飯事、寧ろ“海軍”の存在によってそれらは緩和されている面すらある」

「詭弁を言わないでくれ!!!」

(,,゚Д゚)「認めたくない気持ちは解るが事実だ。日米の艦娘利権を守るという点が組織された最大の理由なのも事実だが、俺達の存在は間違いなく国連なんざ比べものにならない強力な抑止力だ。それに、内部に入ればそこから“海軍”の体質を変えるトロイの木馬にだって成れるとは考えられないか?」

「っ………!!!」

Верныйが言葉に詰まる。反論できないほど俺が正論だったというわけではない。どうも向こうの怒りが天元突破して言葉に詰まったようだ。

(,,゚Д゚)「んで、どうするよ提督殿。“海軍”のモットーは来る者は拒まずだ。ロシアも日米へのパイプが更に太くなることを考えれば“海軍”への協力を惜しむとも思えない」

( ̄⊥ ̄)「………」

(,,゚Д゚)「後ろでいきり立ってる駆逐艦も、アンタの命令なら聞くだろうしな。再入隊ってのは聞いたことないが多分受け入れてくれる。

祖国のためにもなって、アンタの部下を苦しめた【世界最強の軍隊】を内側から変えることも出来る。どうだ?」

( ̄⊥ ̄)「…………。すまない、少尉」

下ろされかけていたAK-12が、再び構え直される音。

それが何よりも雄弁に、俺に拒絶の意志を伝えてきた。

( ̄⊥ ̄)「私は祖国の利益以上に、自分の部下の気持ちを慮りたい。ましてや君達は共闘する相手に隠し事をした信用ならない存在だ、その誘いは受けられない」

「司令官………!」

(,,゚Д゚)「……そうかい」


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