ある門番たちの日常のようです
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414: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/19(木) 00:14:05.75 ID:rNOvS3K00
“海軍”は基本的に人間も艦娘も尋常ならざる強さや秀でているどころじゃない一芸とひき替えに脳のネジを吹っ飛ばしたような奴等の集まりだが、極稀にこのВерныйのように純真さを失っていないのに成り行きから“海軍(吹きだまり)”に流れ着いてしまう奴もいる。大半はなんだかんだと過ごす内に馴染んでいく(残念ながらいいことではない)けれど、“まともな”艦娘たちはそれでも少なくない数がここのあまりにも自分たちの志や表向きの世界のあり方とのギャップに苦しむことになる。

一応去ることを認められていないわけではないのだが、抜ける際は色々と特殊な“教育”が施されることになる場合が多い………が、このВерныйはどうやら事情が少々特殊らしい。

(,,゚Д゚)(俺には今更関係ない話だがな)

しかし、随分と減ったもんだ。一ダース以上居た人数は、今やファルロとВерныйを併せて6人か。半分以上がやられた計算になる。

俺の側にいたファルロ達は後方からの支援射撃がメインだったしOstrichの側もそうしていた筈なので、本来なら損害は“海軍”よりも遙かに受けにくい。とはいえ、深海棲艦との【近接戦闘】に一般の軍人が慣れている筈がなく、寧ろ損害は少ないと見ることもできる。

それに今回の場合、未だかつて世界で確認されたことがないチェストバスターもどきが相手だったせいで“海軍”兵士もかなりやられている。地上階においてきた四人と時雨、江風を抜いた16の内、生き残れたのは俺、Ostrich、カラマロス含めて7人。こっちも生存率は50%以下だ。

(,,゚Д゚)「…………カラマロス、もう動けるか?」

(  ・ω・)「は、なんとか呼吸も戻りました。正直長くは無理ですがまだ戦えます」

そりゃ上出来。

(,,゚Д゚)「司令室が空振りだった場合独房も見に行く必要が出てくる、二人連れて地下三階に行く階段を確保してこい。

突入の必要は無いし、万一寄生体や深海棲艦が上がってきた場合直ぐに逃げることも許可する。何か起きたら直ぐに無線で知らせろ」

(  ・ω・)「Yes sir」

(,,゚Д゚)「残りの二人は地下一階に上がる階段の方の確保だ。ここに来るまでに寄生体は殲滅したはずだが、地上階から降りてくる個体が絶対0だとは言い切れない。こっちも、何かが起きたときの連絡は直ぐに寄越せ。交戦の必要は無い、一目散に離脱しろ」

「了解です」

「Yes sir」


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