412: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/19(木) 00:00:19.15 ID:rNOvS3K00
「時雨と江風が離脱するまで待っていた可能性は?向こうからすれば艦娘戦力が減ってくれた方がやりやすいよね」
(,,゚Д゚)「目の付け所は流石“元海軍”だが」
この台詞に、大いにВерныйが嫌そうな顔をしたが無視して続ける。
(,,゚Д゚)「これだけこっちが疲弊してるなら、好機と捉えて寧ろ多少の犠牲と引き替えに艦娘の方もまとめて殺りたがるはずだ。艦娘は現状奴等の唯一無二の天敵なんだからな、1隻でも少なくなってくれる方が奴等からしても良い」
加えて、さっきの通信を聞く限り地上は主戦場だった北部が制圧されて少数ながら戦力を転用する余裕さえ出てきているのだ。わざわざ戦況が挽回されつつある地上に出してしまうという手は、閉所で動きや展開できる火力を制限できるという地の利を捨てることも併せてはっきり言って最悪手に近い。
(,,゚Д゚)「以上の理由により、深海棲艦側も地下戦力はズタボロの俺達に追撃を加えられるほどの余力すら残ってないと見ることができる。
俺が知らないムルマンスクの機構などにこの仮説を覆しかねない材料があるならその限りじゃないがな」
( ̄⊥ ̄)「………いや、ない。流石は歴戦の“専門家”だ。大変失礼ながら、私は君のことを直情的な軍人だと思っていたから驚いたな」
(,,;゚Д゚)「仮にも指揮する立場がそんなバカだったらつとまるはずもねえし疾うの昔に死んでるだろ常識的に考えて。つーか本当に失礼だなオイ、それは胸の内にしまっといて良いだろ」
一応本気であの状況に参っていた時雨をこれ以上長居させるのは忍びなかったという心情的な理由がメインではあるが、かといって部隊が全滅する確率を大幅に上げてまで艦娘の心的状態を配慮してやれるほどの人情家でもフェミニストでもない。
もし敵にまだまだ余力があり襲撃が現実的なら、寧ろビビっていることを煽りまくって士気爆上げで恐怖を忘れさせる方向に舵を切る予定だった。
この場合、切り抜けられたとしても突破後に俺の脹ら脛が無事でいられるかどうかはかなりの賭けになるが。
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