ある門番たちの日常のようです
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400: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 15:01:10.16 ID:J7X7k69g0
ゴクリと俺の喉が唾を飲み下す。

弾幕射撃の終わりが近づくにつれて、流石に胸の鼓動が早くなる。

(,,゚Д゚)「……いいか、絶対にタイミングはずらすなよ」

(? ・ω・)「Yes?sir」

一応カラマロスに言った体を取っているが、それは半ば自分に向かっての言葉だった。

一瞬の、それこそ刹那の遅れが全てを台無しにしかねない。全神経を集中し、「その時」に備える。

「あと十秒!!!」

江風が銃声と奴等の苛立ちの声が入り交じる中で声を張り上げる。“何が”とは言うまでもないことだ。

手が震えそうになるのを、皮膚が破れるほど強く拳を握って押さえつける。完璧なタイミングで動くことができるよう、全身の感覚を研ぎ澄ませる。

五秒前。

4、3、2、1─────







0。

「…………っ!」

時雨が息を呑む音が伝わり、銃火がピタリと止む。

最後の一つとなった空薬莢が、チャリンと床で弾む。


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