ある門番たちの日常のようです
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397: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 06:50:10.70 ID:J7X7k69g0
(,,#゚Д゚)「ぬぁっ!」

若い兵士───カラマロスの真横に踏み込みながら、襲撃を試みた寄生体を斬り付ける。怯ませ跳ね返すことには成功したが薄皮を裂いただけで殺すことはできず、さっきの鮮やかな技の直後ということもあり小さな舌打ちが漏れてしまう。

( ;・ω・)「すみません少尉、私何か粗相を……?」

(,,;゚Д゚)「あぁいや、単に自分の不甲斐なさに吐き気がしただけだ」

不安そうに眉を顰めたカラマロスに「心配すんな」と手を振ってみせる。

(,,゚Д゚)「にしてもカラマロス、ねぇ。日本人としてはなかなか珍しい名前だな」

(  ・ω・)「父は日本人、母はアメリカ人と日本人のハーフですから。所謂クォーターという奴ですよ」

そう言われて横目で改めて容姿を軽く観察したが、確かによく見ると顔立ちは若干掘りが深く眼が僅かに青みがかっていて日本人離れしている部分がある。もう一つ特徴としてはどこか表情に「しまり」がなく、軍人というよりはどこかの街角でパン屋でも営んでいる方がよほど様になりそうだ。

(  ・ω・)「生まれは日本ですが親の都合で深海棲艦出現前に渡米して国籍もアメリカですからね!海兵隊からスカウトされました!」

しかも現場からの叩き上げかよ、益々見えねえな。

( #・ω・)「はぁっ!!」

(,,#゚Д゚)「オラァッ!!!」

腹でも食い破ろうとしたのだろう。俺とカラマロスに、同時に微妙な高さで向かってきた2体の寄生体。

二人で刃を振るうと、同時に二本の胴が千切れとんだ。


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