ある門番たちの日常のようです
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396: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 06:03:07.05 ID:J7X7k69g0
幾らかの攻勢を捌き、僅かに敵から繰り出される攻め手の間隔が空いた。機を逃すわけにはいかない。

(,,#゚Д゚)「Go!!」

「了解!!」

「Yes sir!!」

俺と江風を追い抜いて、“海軍”兵士が二人更に前へと出る。片方が構えているのは俺の持って居るものと同じ伸縮式のブレイドで、もう一人は左手の下側にレーザーポインター付属の小型ボウガンを装着している。

「Shoot!!」

『ギィイイイッ!!?』

ボウガンが起動され、黒い矢が一本風を捲いて飛翔する。100M程向こうで通路を埋め尽くしながらイソギンチャクのように蠢いていた寄生体が、1体頭を射抜かれて床に落ちる。

「シッ!!」

暗闇に紛れて横合いから攻撃を謀った1体は、ブレイド持ちの方が振り下ろした斬撃によって首を落とされて絶命する。

「よっ、お見事!」

江風が、その兵士の手捌きに感嘆の声を上げた。実際まだ年若い──おそらく俺や美子よりも年下の──そいつの斬撃は美しさすら感じられ、俺も正直危うく見とれて動きを止めかけたほどだ。

「お兄さンやるねぇ!今度手合わせしてぇや!名前はなンてぇンだい!?」

「艦娘のお嬢さんにお褒めにあずかれるとは光栄ですな!」

江風の喝采にやや頬を染めつつも、そいつは“次”に備えて構えを崩さぬまま声を張り上げる。

( #・ω・)「カラマロス=オオヨド!以後お見知りおきの程を!!」


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