395: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/10/17(火) 01:04:29.38 ID:J7X7k69g0
「時雨姉貴、ギコさン、喧嘩は後回しにしてくンな!まだ来るぜ!!!」
「うぇえ……」
(,,;゚Д゚)「ちぃいっ!!」
間抜けな内容で無駄な体力を消耗してしまったことに舌打ちを漏らしつつ、力が抜けた蜷局からブレイドを引き抜く。
(,,#゚Д゚)「ふんっ!!!」
『ギッ………ジャア゛ア゛ア゛!!?』
フェンシングの要領で放った突きに、寄生体の頭部が刺さる。刃を口の中にねじ込みながら回転させてやると苦悶の声が漏れ、勢いよく突き通した後刀身を跳ね上げたところで頭部の上半分が断裂してその声も止まった。
『『ギャアッ!!!』』
そこに、次の襲撃。俺の首元と股ぐらを食いちぎろうと、2体の寄生体共が上下に分かれて俺へと狙いを定めてきた。
(# ̄⊥ ̄)「ヨシフル、屈め!!
Огонь!」
(,,゚Д゚)「おっと!」
時雨よりも遙かに良心的な注意喚起に膝を折りつつ、上から全体重を掛けて足下を狙った方の頭に刃を押し当てる。さくり、とまるでたくあんに包丁を入れたかのような手応えを残して両断された頭部が床に横たわる。
『ギッ………ギゥッ………!!』
“上”を担当した方も、開かれていた口にファルロ達が弾幕を集中したおかげで文字通り弾幕を腹一杯“食らう”ことになってしまった。幼体故の脆さもあるのか致命的には到底ならないにしろ幾らかダメージも受けたようで、一瞬空中で動きを止めた後突撃を中断して離脱を謀る。
「でいりゃあっ!!!」
『ギッ!!?』
無論、その隙を改白露型駆逐艦は見逃さない。壁を利用して跳び上がり、寄生体の喉元を鷲掴みにして斧を振るう。
乾いた炸裂音と共に、その個体の頭部が破裂した。
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