ある門番たちの日常のようです
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33: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/11(金) 00:10:33.84 ID:6HvgTbn4O
「っつ……やっぱ八つ当たりじゃねーかクソガキ」

「だから八つ当たりじゃなくてモーニングサービスだって。親切心だよ、親切心」

「減らず口まで似てきたな。

待て、もう蹴りはやめろ」

大の男が涙目になりながら臑をさすり、外見だけで言えば14、5歳の子供の蹴りを必死に制止する様───傍目から見ればどれほど情けない光景かは努めて考えないようにしながら身体を起こす。

「………やっぱ空なんて飛ぶもんじゃねえな」

本当に、碌な目に合わない。やはり人間は地に足を付けて生活するべきだという認識を新たにしつつ、俺はため息と共に首を捻り丸窓から外に視線を向けた。





《Mayday, Mayday, Mayday, Chariot-13 One Hit!!》

丁度目の前を、片翼から火を噴きながら友軍機が墜落していくところだった。


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