311: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/25(月) 22:06:46.90 ID:8GpORR1a0
俺達が籠もっていた倉庫は、半円形に展開した80人ほどの部隊によって包囲されていた。ソヴィエト連邦時代からの骨董品とはいえ機関銃付の装甲車も所持していた事を考慮すると、【艦娘】の3人以外には突破がかなり辛い相手だったに違いない。
(,,#゚Д゚)「押し込むぞ、動く奴は片端から撃ち殺せ!」
(#゚∋゚)「俺達は前段部隊を左翼から突破する!
Follow me!!」
だが、初っ端の“奇襲”で敵包囲部隊は早々に1/3近い戦力を失っている。間を置かず全戦力で畳み掛けた結果、俺達は主導権を早々に握った上で攻勢に出ることに成功した。
(# ̄⊥ ̄)「奴等は同胞ではない、祖国を脅かす反乱者だ!銃口を鈍らすな、皆殺しにしろ!!
шагом-МАРШ!!」
「「「ypaaaaaaaa!!!」」」
ことに、ファルロたち密造酒マフィa……ロシア軍残党部隊の攻めの苛烈さは尋常ではない。鬼気迫る表情で銃を構え、弾丸一発一発に気迫を込めるようにして放ちながらかつての同僚を、仲間を殺す様には正直背筋に走る震えを抑えることができない。
散発的とはいえ反撃の銃火は敵側も上がっていくのだが、足下や頬を火線が掠めても眉一つ動かさない。怒りに燃える眼で前方だけを見据え、雄叫びを上げながらファルロ達は“反乱者”を粛正していく。
「отступать!!』
銃撃戦開始から五分と経たず、相手の指揮官と思わしき男が掠れた声で叫んだ。
既に残り半数を切っていた敵兵は、近くの負傷者を抱え起こしながら転げるようにして退却を開始する。
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