ある門番たちの日常のようです
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308: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/24(日) 23:51:58.38 ID:KiIh6cLg0
ズンッ!!!とヘソのあたりが冷えるような音が響き、身体の下で地面が激しく揺れる。

手榴弾一個から放たれたとは到底思えない“爆発”。至近距離から諸に受けた前面シャッターは、当然の帰結として規格外の爆発エネルギーによって無数の破片に姿を変えながら“外側”に向けて飛び散った。

「paaaa!?』

「ложись!!』

「Болеть……Болеть……』

「Санитар!!』

鉄の散弾は、狙い通り敵の築いた包囲網に殺到する。ガラスが割れる音や敵兵の絶叫と悲鳴が響き、たちまち血の臭いが此方まで漂ってくる。

(,,;゚Д゚)(マジで技術部何造ってんだよ)

ホ級が(文字通り)木っ端微塵になった時は内部弾薬に誘爆したせいもあったのかと思っていたが、この惨状を見る限り手榴弾それ自体の威力もやはり常軌を逸していたようだ。

……というか、投げる位置を心持ち遠めにしておいて本当によかった。倉庫の前面部分はほぼ7割方消し飛んで天井まで吹き飛ばされており、少しずつ白み始めた夜空がぽっかりと空いた穴から暢気に俺達を見下ろしている。


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