ある門番たちの日常のようです
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303: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/22(金) 23:39:51.24 ID:VgaczIdP0
攻防は止まらない。既に砲弾の残骸が地面に到達したときには両者ともその場におらず、再び0距離で構えを取っていた。

リ級が裏拳を放ち、青葉がそれを上からはたき落とす。

すかさず顎に向かって掌底を放てば、これをリ級が肘打ちでそらす。

突き出される手刀。身体を捻り躱す。

そのまま足を伸ばして蹴り。膝で受け止められる。

弾かれ様に腹打ちの拳。両手の平で受け止める。

そのまま投げの体勢へ移行。身を捻ってリ級は見事に足から着地した。

手をふりほどかれその勢いを駆っての回し蹴り。ダッキングで躱す。

そのままボディブロー……は、跳び下がって避けられた。

追撃で踏み込んだところにかかと落としが降ってきた。咄嗟に横に転がって免れる。地面が鈍い音を立てて10数センチも陥没する。

飛び起きながら顔面にパンチ。向こうの左手に受け止められる。

リ級から渾身の右フック。此方も受け止める。

『───ッ!』
「───ッ!」

両手が塞がった状態で、2人は勢いよく互いに頭を振りかぶる。

骨と骨がぶつかる鈍い音。2人の額から青と赤、2種類の色の血が流れ出て、ぽたぽたと足下に落ちていく。


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