302: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/22(金) 23:19:44.09 ID:VgaczIdP0
限界まで積み荷を載せたダンプカー同士が最高速で正面衝突したような轟音が辺りに鳴り響く。
突風が逆巻き、砂煙が舞い上がる。大和の46cm砲の炸裂と見紛うばかりの衝撃。
その中心で、この光景を生み出したのが身長160cmに満たない二つの人影の交錯だと、誰が信じられようか。
『………ッ』
「───っふぅ!」
青葉とリ級eliteは、拳を突き出した体勢のまま衝突した独楽のように互いを弾き合う。着地した二人の足が地面を削り、がりがりと耳障りな音を立てて10Mあまりの距離を滑走する。
『──────キヒッ♪』
「……………アハッ♪」
、、、
嗤った。
二人の少女が。
2隻の重巡洋艦が。
2匹の怪物が。
互いに見交わし、眼を見開き、白い歯をこぼし。
抑え切れぬ狂喜を、狂気を滲ませて、再び嗤った。
「あはははっ!!」
『ギヒィッ!!』
嗤いながら、両者は同時に右腕の主砲を放つ。20mもない空間の中心で互いの砲弾が交錯し、それぞれ相手めがけて飛んでいく。
爆発音は聞こえず、代わりにキンッと甲高い金属音が鳴った。
両者の足下に、手刀で両断された砲弾が力なく転がる。
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