ある門番たちの日常のようです
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161: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/31(木) 00:05:30.38 ID:PIXFVoZp0
(*;゚ー゚)「敵艦沈黙………っ!!」

川 ゚々゚)「イヒッ」

勿論、そこで戦闘は止まらない。なんせ、ここは両軍による白兵戦の真っ只中だ。

ゲームならきっと「Now Loading」の文字でも流れそうな場面で、代わりに飛んできたのは機銃の弾丸。私と、さっきハ級の攻撃に加わった栗色髪の女の人が火線から逃れて地面を転がる。

『────ィイアアアアアアアアッ!!!!』

右腕に展開した艤装を此方に向けた軽巡ホ級が、眼のない顔で私達をにらみ据えていた。

『…………ゴォアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』

(・∀ ・)「ヒュー♪お怒りだぁね!!」

( ФωФ)「五月蠅いな」

ハ級の屍を目にしたせいだろうか、二度目の咆哮は先程より長く、大きなものだった。続けて火を噴いた機銃に、今度は男とロマさんが打ち倒したばかりのハ級の死骸の陰に飛び込む。

『ガァッ!!!』

「クソッ、主砲かよ!?」

「散開ぃ!!」

その隙に別方向から白兵装備で斬り込もうとした4人には、背中の連装主砲が唸る。ギリギリで全員が四方に散って避けたけど、砲撃で揺らぐ地面や砂煙に他の人達も身動きが阻害され反撃に移れない。

(;*゚ー゚)「………っ!」

『アァアアアアアアアアアッ!!』

近くの崩れた家の中に隠れた私は、窓辺から外の様子を伺う。ホ級はなおも弾丸を周囲にばらまきながら、私達を威圧するように三度吠える。

『オァアアアアアアア────ア?』

「────っは、ほっ!」

荒れ狂うホ級の背後から迫る影。小柄な影はサーカスの軽業師のような身軽さでホ級の巨体を駆け上がり、その肩口へと飛び乗った。

「はい、じゃあ静かにして下さいね〜」

『ィギッ』

影────青葉ちゃんが無造作に足を振る。

ホ級の頭がぐるりと一回転し、そのままねじ切れて地面に落下した。



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