160: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/30(水) 23:54:02.32 ID:LyWJyuTv0
(*゚ー゚)「Shoot!!」
『ギィイイッ!!!?』
私の右腕から“矢”が一本放たれる。
時速200km程度、銃弾はおろかテニスプレイヤーのサーブより遅いそれは照準レーザーで定められた赤い軌道に沿って飛翔し、そのままハ級の左眼をビー玉が割れるような破砕音を残して射抜いた。
激痛と、失われた視界にパニックを起こしたか再び悶えぐらりと仰け反るハ級。巨体に似合わない貧弱な両足が剥き出しになり、そこに人影二つが走り寄る。
(・∀ ・)「あらよっと!」
大柄な男が刃を振るう。轟音が私の鼓膜を揺らし、ハ級の右足が骨ごと切断された。
川 ゚々゚)「キヒッ」
小柄な女性が剣を振るう。破裂音のようなものが響いて、人間で言う脹ら脛に当たる部位の肉がごっそりとハ級の左足から削ぎ落とされた。
『アァアアアアアアアアアッ!!!?』
( ФωФ)「っ!!」
両足を失い、当然の帰結として前のめりに転倒するハ級。その右眼に、ロマさんが剣を渾身の力で突きたてる。
(#ФωФ)「ぬぉおおおおああっ!!!」
『ギィアアアエアアッ!!!?───ァア……アアアァ……』
動けないハ級に対して、何度も何度も刃が突き刺さり、振り下ろされ、肉片と体液が悪臭を伴ってそこら中に撒き散らされる。
『ウゥア………アァ………』
ハ級の断末魔が見る間にか細くなっていき、やがて完全に沈黙した。
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