ある門番たちの日常のようです
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135: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/23(水) 00:27:54.82 ID:5L4DPNhn0
2番艦との不毛な口論を最終的にげんこつで早々に切り上げ、ドラグノフを担いでOstrichの下へと駆ける。奴さん達は「二度撃ち」による入念なチェックも終わらせ、早くも移動の準備に取りかかっていた。

( ゚∋゚)「………注文通り、トラックは無傷だ」

俺達に気づいたOstrichは、そう言って部下が乗り込んでいるトラックの荷台を拳で叩く。

エンジンがかかった車体が一度震え、後部の排気口からガスが吹き出した。

( ゚∋゚)「………パンクや破損も見当たらない。後は乗り込めばいつでも動ける」

「勿論僕と江風は車内だよね?か弱い少女を寒空の下揺れる荷台に乗せるとか間違いなく鬼畜の所行だよ」

(,,゚Д゚)「江風、助手席乗れ。Ostrich、こっちのクソガキ簀巻きにして荷台に乗せるから手伝ってくれ」

「鬼畜!」

“か弱い”と言う単語から最も遠い存在が何か騒いでいるが無視だ。

安心しろ、お前はこの季節間違いなく風邪を引かない。夏だったら危なかったが。

(,,゚Д゚)「せっかくだから奴等の武装もいただいてくぞ!30秒で準備を済ませてトラックに乗り込め!それとどうせだから、一番近くにいる部隊にも残りのトラックを────」

指示を途中で切り、耳を澄ます。

「……どうしたい、ギコさン」

(,,゚Д゚)「来客だ」

うっすら聞こえてきた音が、新たに近づいてくるトラックのエンジン音だと確信し俺は再びドラグノフを身体の前で構えた。

(,,゚Д゚)「車両接近!総員戦闘用意!」


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