ある門番たちの日常のようです
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134: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/22(火) 23:31:32.51 ID:pf27omEU0
どんなにあからさまに無能でも、指揮官は指揮官。部隊の中枢であり、沈黙すれば統率は大幅に失われる。

そして練度の低い兵士ほど、“上”に依存する割合は強い。場慣れしていないため自分の考えを持っての行動ができず、上からの指示がなければだいたいはただの木偶の坊と化す。

それでも、Ostrich達が早々に弾丸の一発も追撃で撃ち込んでいれば、例え碌な連携が取れずとも反撃なり逃走なりを我に返って行えた奴がいたかも知れない。人数“だけ”はそれなりにいる手前、少なく見積もっても10や20の銃撃はとんできたはずだ。

「※※※………」

「※※※※※!!?」

( ゚∋゚)「────」

だが、Ostrich達は最初の合図以降無言のまま100Mばかり駆け、一度も、一人として引き金を引くことなく距離を詰める。奴等はその行動を戸惑い気味に見つめるばかりで“我に返る”機を逸し、最後まで木偶の坊のまま敵の肉薄を許した。

( ゚∋゚)「Fire」

響く銃声。火線が迸り、唸る弾丸に肉が裂かれていく。

血が通った射撃の的が、身じろぎ一つ出来ず薙ぎ倒されていく。

( ゚∋゚)「Clear」

虐殺は、4秒で終わった。

「狙撃と接近の時間併せたら20秒かかってるね。コレだから頭金剛は」

(,,゚Д゚)「あの瞬間から計測開始だなんて俺一言でも言いましたっけ?流石記憶力金剛だな2番艦」

「は?」

(,,゚Д゚)「あ?」

「………二人とも後で金剛さンに謝りなよ」


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