ある門番たちの日常のようです
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111: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/08/19(土) 23:12:11.77 ID:Pj/0RVMWO
/ ゚、。 /「君も知っているだろう、“海軍”に所属する戦力は艦娘も人間もこの戦争の初期を生き延び、膨大な数の深海棲艦を暗い海の底に葬り去ってきた古強者がほとんどだ。

たまに動員される新規戦力も、アメリカ海兵隊を初めとする各国の特殊部隊や日本の艦娘の中でもとびきりの戦功を上げた猛者揃い。

今世界で一番強い軍隊は、間違いなくこの“海軍”だ」

それは確かだとデイも頷く。

世界一位と世界三位の経済大国が、しかも人類面、艦娘面それぞれの最強戦力を誇る国家が手を組んだ事実上の連合軍だ。そこに豊富な経験まで加わってしまえば、何をどうしようとも正面戦闘となれば勝ち目は一粒の麦ほども存在しない。

加えて、一応は“あらゆる国家から独立した完全中立組織”となっているがその実情は日本とアメリカが指揮権をがっつり握っている。兵力こそ決して潤沢とは言えないが、アメリカ軍から譲渡された豊富な輸送機のおかげで展開能力も随一だ。米軍基地に隠蔽される形で東南アジアの各諸島に泊地・基地を持つなど活動範囲も広い。

だが、デイの脳裏に今度は別の疑問が引っかかった。

(#゚;;-゚)「………ムルマンスクは深海棲艦だけでなく、反政府組織に協力し共に立てこもっている市民もいるはずです。

そこに、艦娘を主力とする“海軍”を投入するのですか?」


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