【Steins;Gate】選ばれることのなかった世界線のお話
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4:ゼリーマン[saga]
2017/08/05(土) 00:43:53.57 ID:dTkPpPA5O
「あう……。針、指に刺さった……」

ソファーを陣取り何をしているのかと思えば、何故かアニメキャラのコスをせっせと作っていたらしいまゆりが涙目になりながら自分の人指し指をくわえている。
どうやら、作っている最中に針が自分の指に刺さったらしい。
まったく。相変わらず器用なのか不器用なのかよくわからないキャラクターだ。

「ほら、これを使え」

俺は自分の白衣のポケットに入っている絆創膏を一枚取り出して、まゆりに差し出す。まゆりはそれを満面の笑みで受け取りお礼をいってきた。

「ありがとーオカリン!」
「フン、例など要らん。人質に死なれては困るからな」
「ツンデレ 乙」
「だまれスーパーハカー」
「ちょ、ハカー言うなし!そこはハッカーだろ常考」

まゆりが天然を発揮し、俺がダルをいじり、ダルがツッコミを入れる。そこにあったのはいつも通りのラボでの風景だった。

──そう、いつも通りだったのだ。あんなことがあったと言うのに。


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